2024年11月、「森と水の癒し力」をコンセプトとした人気のホテル「しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌」に1泊してきました。
点数をつけるとするならば、100点満点をあげたくなる素敵なホテルでしたので、1泊2日で経験した宿泊記を当ブログでまとめました。
※取材当時の情報になります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
かおる
120枚以上の画像を使ってレビューします!
- 札幌からも新千歳空港からもアクセスしやすい好立地
- 美しい支笏湖を一望でき、非日常感を体感できる
- トロトロとした温泉で肌がツルツル
- ヘルシーで何を食べても美味しいビュッフェ
- 徒歩で支笏湖ビジターセンター等のスポットにアクセスできる
Contents
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌のアクセス方法
住所 | 〒066-0281 北海道千歳市支笏湖温泉 |
宿泊・ランチ専用電話番号 | 0123-25-2211 |
水の謌は札幌から車で約1時間、新千歳空港から車で約40分に位置しています。
札幌から来る場合は453号線の山道をひたすら走るのがポピュラーでしょう。
私達はノーザンホースパークを観光してから水の謌に来たので、36号線から道道16号線経由でアクセスしました。
支笏湖ビジターセンターの駐車場を左手に見ながら進み、
こちらを左折(札幌側から来たら右折)、
少し進むと水の謌に突き当たるので左折すると到着です。
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌の駐車場
水の謌に到着したらこちらの角を大きく右にUターンする形で入ります。
ホテル正面入口前に停車すると、スタッフさんが代わりに駐車場に車を停めてくれます。
車のナンバーが書かれた紙を渡してくれるので、チェックアウト時にフロントに紙を渡すと、車を正面入口前に持ってきてくれます。
駐車場は無料です。
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌のチェックイン・チェックアウト時間
水の謌のチェックインは15時〜、チェックアウト10時です。
ただし、私が今回泊まった「温泉露天風呂付和洋室」のみチェックイン時間とチェックアウト時間に余裕があり、チェックイン14時〜、チェックアウト11時でした。
水の謌ではセルフチェックイン機で手続きします。
電話番号を入力すると自分の名前が表示され、職種などを選択します(職種は入力必須項目でした)
手続きが完了するとフロントで鍵をもらい、スタッフさんが客室まで案内してくれます。
チェックアウト前の事前精算も可能(朝7時〜)。
セルフチェックイン機で入湯税などを事前に支払うことで、チェックアウトをスムーズに行えます。
今回泊まった客室は温泉露天風呂付和洋室
水の謌の客室の種類は全部で9つ。
- 温泉露天風呂付特別室
- 温泉露天風呂付和洋室
- 温泉風呂付和洋室
- 展望バス付デラックス和洋室
- 展望バス付和洋室
- スタンダードルーム和洋室【街側】
- スタンダードルーム和洋室
- ダブルルーム
- ペット同伴客室(ワンちゃんルーム)
今回はワンちゃんルームを除けば上から2つ目のランクの温泉露天風呂付和洋室(113号室)に一泊しました。
こちらのお部屋、56m2+露天風呂スペース24m2と、とにかく広い(1階と2階にそれぞれお部屋があるけど1階の方が少し広い)
うちのマンションより広いから勝手に永住しようかと思ったほど。
玄関すぐ右手にあるクローゼットには、作務衣と上に羽織るガウンが用意されています。
後述でもご紹介しますが、夕食と朝食をいただくレストランは別の棟にあります。
別棟へ徒歩で移動しますが、ほぼ外で同じ気温の通路を歩くため、冬は作務衣だけで歩くと風邪を引きますw
ガウンを着て歩きましょう。
寒い寒い冬でもエアコンがあるので常に温かく過ごせました。
お部屋に入ると左手にベッドがあります。
ロースタイルベッドのため、天井との距離が開いてお部屋がさらに広く見えるように工夫していますね。
宿泊時に最も気になる点、それはベッドのコンセントの数です(私だけ?)
1つしかない場合は、どちらがスマホを充電するかで取っ組み合いの喧嘩になりかねません(気性荒すぎ)
水の謌はコンセントとUSBポートがそれぞれ2つずつあるのでとても便利でした。
ベッドの隣には座椅子が用意されていて、掘りごたつのように座れます。
パソコンを開いて作業するのにピッタリな場所でした。
大きなソファ。
4人掛けソファに2人で座る贅沢感よ。
水の謌には全室マッサージチェアを完備しています。
ここぞとばかりに何度も使いましたw
空気清浄機もしっかり完備。
50インチはあるであろうテレビに、大型のスピーカーが付いています。
音質いいですよ。
タオル等を干す木製ラック。
奥に進むと露天風呂があります。
人目を気にせず、入りたい時に温泉に浸かれる、最高の贅沢ですね。
トロトロとした温泉で肌がスベスベになりました。

温泉成分表 効果・効能
温泉からの景色はこんな感じ。
中庭と空を一望できます(椅子が邪魔ですねw)
温泉で温まったら、
椅子に座ってクールダウンしてもう1度温泉に入るループが可能。
温泉の隣にはシャワーブースと洗面所があります。
シャワーブースにはラベンダーの香りのシャンプー、コンディショナー、ボディソープがありました。
めちゃくちゃいい香りです。
流しがあって、
棚には部屋着が置いてありました。
温泉の水温調節パネルもこちらに設置してありました。
通常温度は42度。
温泉から一望できる中庭、立派です。
奥に扉が見えますよね。
避難口かなーと思い、鍵を開けてみると、
なんと支笏湖ビジターセンター側の敷地に出ることができ、支笏湖の夕焼けを眺めることができました。
そして、部屋の鍵を使えば扉の鍵を外側から締めることもできちゃいます。
そのまま散策したいところでしたが、自分の靴はフロントが預かってるし(後述)、露天風呂用のサンダルで出てきてしまってるし…、葛藤した結果、散策せずにお部屋に戻りましたw
そう考えると靴を預けるのはデメリットですね。
お部屋の画像に戻ります。
ホテル案内のファイルと、引き出しの中には古事記。
フロントに連絡してハンバーガーを予約すると、チェックアウト時にハンバーガーをテイクアウトできます。
※夏季は建物の外で販売しています。
美味しそうではありますが、1,000円以上するので買わずw
貴重品を保管する金庫。
スプーン、コースター、缶切り、
裁縫セット、爪切り、絆創膏、顆粒わかもと(飲みすぎた時用?)、
ケトルとコーヒメーカー、
コーヒー・紅茶各種が取り揃えてありました。
冷蔵庫の中には、
500mlのミネラルウォーター✕2本、
鶴雅プリン和三盆✕2つが入っていました。
どちらも無料サービスです。
プリンは濃厚でとろけるような美味しさ。
今まで食べたプリンの中でもトップクラスかも。
最後に洗面台へ。
流しが2つあって便利です。
ベッドルームが見える窓はブラインドで目隠しされています。
オールインワンジェル、ミストウォーター、クレンジングリキッド、ハンドソープ、フェイスウォッシュフォーム、シェービングジェル、スキンケアジェル、ヘアスタイリングウォーター、ヘアマッサージウォーターが置いてありました。
引き出しを開けると、歯ブラシやカミソリなどのアメニティがありました。
備え付けのドライヤーはパナソニックの高級ドライヤー「nanoe(ナノイー)」
風量も充分です。
トイレも清潔感があり、もちろんウォッシュレット完備。
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌の各施設をレビュー
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌の各施設を1つ1つご紹介します。
マシュマロを焼ける!ゲストラウンジ アペソ(2F)
車を降りると長い通路に案内され進みます。
こちらの通路は「水の回廊」と呼ばれていて、両サイドは水が流れていて千歳川をモチーフにしています。
入口前では土間ギャラリーがお出迎えしてくれます。
彫刻家の故瀧口政満氏の作品です。
入口にスタッフさんが待機していて靴を回収されます。
水の謌館内では基本裸足か靴下を履いた状態で歩きます。
チェックインの前に大きな囲炉裏のあるゲストラウンジ アペソに案内してもらい、温かいお茶をいただきました。
11月に訪れたので温かいお茶が染みます。
ハーブの生演奏が行われており、ゆったりとした時間が過ぎていきます。
17:00〜23:00までの時間帯は囲炉裏でマシュマロを無料で焼けます。
瓶に入ったマシュマロを取り出し、串に刺してセット完了。
囲炉裏でこんがり焼き上げて食べます。
これが無料なんだから嬉しい。
フィットネスジム(1F)
1階には宿泊者のみが利用できるフィットネスジムが完備されています。
利用時間は7:00〜22:00まで。
エアロバイクを中心としたトレーニング器具を利用できます。
シューズとウェアを貸し出しているので、事前に準備する必要はありません。
体を温めるウォームアップルームと、
体を冷やすクールダウンルームを完備しているため、「サウナからの水風呂」のように整えることも可能です。
アクアバーとピローギャラリー(1F)
国内外から約20種類のミネラルウォーターを取り寄せたアクアバー。
100円台のお手頃なミネラルウォーターから、1,000円以上する高級ミネラルウォーターまで幅広く販売しています。
アクアバーの隣にはピローギャラリーがあり、
約20種類のピローの中から自分の好みに合う枕を選べます。
アクアバー・ピローギャラリーともに利用時間は16:00〜18:00、19:00〜21:00の2部制です。
トリートメントスパ(1F)
トリートメントスパでは、フェイシャルとボディのトータルケアトリートメントを受けられます。
スペシャルコースで150分33,000円、スタンダードコースでも120分27,500円と高額なので手が出ませんでしたw
大浴場 しこつ美湯(1F)
1Fには大浴場 しこつ美湯があります。
客室露天風呂と同様に、トロトロとしていてお肌がしっとりするお湯です。

出典:しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌
男湯設備 | 露天風呂、室内浴槽(ジャグジー・寝湯・立湯)、フィンランド式サウナ、整う湯けむりデッキ |
女湯設備 | 露天風呂、室内浴槽(ジャグジー・寝湯・立湯)、フィンランド式サウナ、整う湯けむりデッキ |
泉質 | 炭酸水素塩泉(旧泉質名…重曹泉) |
効能 | 美肌、神経痛、筋肉痛、皮膚病 |

出典:しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌
2023年3月には男女ともにサウナがリニューアルされ、1時間につき1回オートロウリュを楽しめる支笏湖ブルーのロウリュサウナが誕生しました。
大浴場の入口には無料で飲めるフレーバーウォーターサーバーが設置されていたり、
フットマッサージコーナーも営業していました(営業時間15:00〜22:00)
自動販売機&コインランドリー(1F)
おつまみの自動販売機、
ビール、ハイボール、サワーの自動販売機、
サントリーとコカ・コーラの自動販売機が設置されています。
その隣にはコインランドリーが設置されているので、延泊の時に洗濯できるから便利です。
売店 水の音(3F)
3階には売店「水の音」があります。
宿泊者のみが利用でき、利用時間は8:00〜11:30、16:00〜21:00の2部制です。
鶴雅オリジナルのお土産や、北海道の食材を活かした食べ物などを豊富に取り扱っています。
客室に備えているシャンプーや化粧水などもこちらで購入できます。
足湯 [草々の湯]
レストラン棟(後述)から外に出ることができ、少し歩くと足湯 [草々の湯]にたどり着きます。
支笏湖を望むことのできる最高のロケーション。
しばらく足をつけると血液の循環が良くなりポカポカしてきます。
スイーツショップ パティシエ・ラボ
レストラン棟に併設されているスイーツショップのパティシエ・ラボ。
営業時間は9:00〜17:00です。

出典:しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌
北海道産の生クリームなどの乳製品を使用した美味しいスイーツが好評。
お部屋で食べた鶴雅プリンや、樽前山の溶岩ドームをイメージしたシュークリームなどを堪能できます。
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌の夕食はヘルシービュッフェAMAM(アマム)
夕食はレストラン棟(別棟)のヘルシービュッフェAMAM(アマム)でいただきました。
チェックイン時に歩いた水の回廊を戻り、レストラン棟に移動します。
昼と夜とでは見え方が全然違いますね。
夜は何ともムーディーな雰囲気です。
席に案内されると、メインディッシュを魚料理するか肉料理にするか決めます。
時期によってメインディッシュが異なると思いますが、私が宿泊した日は「北海道産黒毛和牛のロースト」と「北海道産秋鮭のソテー」のどちらかを選択できました。
アルコールもこの時一緒にオーダーします。
ここからはビュッフェ方式で好きな料理をバンバン取っていきます。
野菜や魚介、お肉を使った温製料理、お刺身やサラダを使った冷製料理、パティシエが作る種類豊富なこだわりのスイーツなど、見て楽しい食べて美味しいメニューが勢揃い。
「ヘルシービュッフェ」という名前に嘘偽りはなく、どの料理もあっさりしていてくどくないから、どんどん食べれる。
ビュッフェ・バイキング形式でここまで美味しい料理を食べたのは、水の謌が初めてです。
麺物のレパートリーが少ないことを除けば、パーフェクトの内容でした。
ドリンクバーも自由に飲むことができます(炭酸水あるから嬉しかった)

メインディッシュ「北海道産黒毛和牛のロースト」

メインディッシュ「北海道産秋鮭のソテー」
ローフトビーフも秋鮭のソテーも口の中でとろける美味しさ。
可能であればおかわりしたいくらいでしたw
できたてのチーズリゾットを席まで持ってきてくれるサービスもありました。
ブラックペッパーがかかった大人の味、これは癖になります。
パティシエがその場でスイーツを作ってくれるコーナーもあり、私はカタラーナをオーダー。
甘さ控えめでカラメルの焦げの味が少し強め、これも大人の味でした。
私は平日に宿泊したので比較的空いていてすんなり入れましたが、混雑時は待ち時間が発生することもあるようです。
時間帯 | 待ち時間 |
18:00〜18:30 | 約40分〜60分 |
18:30〜19:00 | 約20分〜50分 |
19:00〜19:30 | 約10分〜30分 |
ビュッフェは17:30よりスタートするので、混雑を避けたい方は早めの時間をおすすめします。
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌の朝食もヘルシービュッフェAMAM(アマム)
夕食と同様に朝食もアマムでいただきます。
夜は真っ暗で景色がわかりませんでしたが、朝はしっかり支笏湖を一望することができ、今日も元気だご飯がうまい。
1テーブルごとにダッチオーブンで炊き上げたご飯が運ばれてきます。
お茶碗4杯分くらいの量でした。
朝はご飯に合う料理のオンパレード。
余裕でお茶碗3杯のご飯を食べきりましたw
焼き立てでサクサクのパンも用意しています。
クロワッサン美味しすぎて2個食べた。
6種類のスムージーから選べるコーナーもありました。
スタッフさんにオーダーすると、その場でフルーツや野菜などをミックスした新鮮なスムージーを作ってくれます。
パインとミルクのスムージーをオーダーしましたが、あっさりしていてとても飲みやすかったです。
時間帯 | 待ち時間 |
8:00〜8:30 | 約30分〜45分 |
8:30〜9:00 | 約20分〜30分 |
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌の残念な点・デメリット
- シャワーブースのシャワーの位置が高い
- 靴をフロントに預けなければならない
ほぼ満点の水の謌ですが、上記の2点が少し残念でした。
シャワーブースのシャワーの位置が高い
シャワーの位置を調整できないブースだったため、椅子に座るとシャワーが頭の上を通り抜けていきますw
立って洗えばOKです。
靴をフロントに預けなければならない
靴をフロントに預けるルールのため、外に出たい時は1回1回スタッフさんに出してもらうことに申し訳なさを感じました。
「支笏湖散策行きたいから靴出して」「足湯行きたいから靴出して」
申し訳ないですよねw
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌周辺の観光・見どころ
水の謌から徒歩数分で支笏湖ビジターセンターに到着します。
支笏湖ビジターセンター前の駐車場に停めると、500円の駐車料金がかかりますが、水の謌から行けば駐車料金がかかりません。
鮭の大きな水槽を眺めたり、支笏湖の歴史や周辺に生息する野生動物について知ることができます。
思った以上に長居できる施設でした(失礼)
野鳥の写真を眺めていると、スタッフさんが「鳥好きなんですか?」と声を掛けてくれました。
なんでも近くに野鳥を観察できるスポットがあるようなので、行ってみました。
そのスポットについては別記事にまとめました。

お土産を販売する売店もあり、我が家はシマエナガの限定マグネットを購入しました。
ビジターセンターの並びには食事ができる定食屋やお土産屋があります。
冬に行ったため、ほとんどのお店が閉まっていて、開いているお店は片手で数えられる程度でした(ヒメマス料理食べたかった)
坂を下っていくと圧巻の景色が広がります。
当日は天気も良く最高の眺めでした。
冬のため遊覧船は営業していませんでしたが、
綺麗な支笏湖を見れるだけで大満足。
山もきれいに見えました。
山線鉄橋を渡ると、支笏湖面に近いところまで降りることができる場所に出ました。
透明度がすごい、そして水が超冷たい(語彙力)
まとめ:しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌は今までで最高クラスのホテル
今まで数々のホテルに泊まってきましたが、私の中では最高クラスのホテルでした。
客室露天風呂・大浴場の泉質にも満足しましたし、美しい景色を見ながら美味しいビュッフェを食べられるなんてとても幸せでした。
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