2023年の夏は札幌でも猛暑日を記録するなど、とにかく暑い毎日でした。
かおる
住所 | 札幌市豊平区西岡487(西岡公園) |
電話番号 | 011-582-0050 |
駐車場 | 約50台 ※冬季は20台 |
Contents
西岡水源池の歴史
西岡水源池の歴史は古く、1909年(明治42年)に大日本帝国陸軍第7師団歩兵第25連隊の軍用水道として通水したことが始まりです。
明治41年6月:旧陸軍第7師団歩兵第25連隊の軍用水道として、月寒水道工事着工
明治42年9月:月寒水道工事完成、通水
昭和15~16年:取水塔から浄水場までの導水管(口径6インチ、ヒューム管)併設、浄水場に濾過池2池及び配水池1池増設
昭和20年8月:月寒水道工事完成、通水
昭和23年:旧豊平町、国へ改修工事申請
昭和24年8月:旧豊平町が北海道財務局から無償貸与を受け月寒水道経営
昭和36年5月:豊平町との合併に伴い札幌市が月寒水道を経営
昭和37年8月:月寒水道施設を北海道財務局から無償譲渡(用地は貸与)
昭和46年8月:白川浄水場完成により、西岡浄水場(月寒水道)停止
昭和52年:都市公園(西岡公園)として整備される
引用:西岡公園「公園の歴史」
西岡公園の面積は408,961平米、札幌ドーム約8個分の広さです。
豊平区に住んでいる方であれば、小学校の野外学習などで散策したことがあると思います。
西岡水源池を探索してみた!ホタル鑑賞も可能
約30年ぶりに西岡公園に来てみました。
時間は平日14時。
約50台止められる広々とした駐車場には、15台ほど車が止まっていました。
入り口からすぐのところに小川が流れており、奥には「八つ橋の滝」という小さな滝が流れています。
この日の最高気温は30℃。
小川や滝を見ているだけで涼しげな気持ちになりました。
こちらの小川にはホタルが生息していて、札幌でも有数のホタル鑑賞スポットです。
ホタルが生息していることはまったくの初耳でした(笑)
ホタルの見ごろは7月中旬〜7月下旬。
8月に入るとホタルを見つけることが難しくなるため、ホタル鑑賞を楽しみたい方は7月中をおすすめします。
西岡公園管理事務所が公開している「ホタル観察のお願いごと」もご一読ください。
- ホタルがいる場所では明かりを消す。
- カメラ・携帯電話・スマートフォンの液晶はとても明るいものです。撮影は最低限にして、ストロボ・フラッシュでの撮影はやめましょう。
- 柵を乗り越えない。
- ホタルを捕まえない(わずか10日程度の命なので繁殖させてあげる)
- 夜間は暗いので、足元に気を付ける。
- 木道など、公園の奥には行かない(街頭がないため)
多い時は80匹以上のホタルを見れるそうです!
小川を背に道を進んでいくと、
西岡水源池にたどり着きました。
一目見た率直な感想は、「こんなに大きかったっけ?」です。
なんとなく「そのへんの公園(月寒公園とか)にある池よりちょっと広い程度」という記憶がありましたが、その記憶はまったくの見当違い(笑)
貯水池の面積は7.35ヘクタール、平均水深は3.9メートル、水量は94,520キロリットル。
7ヘクタールは東京ドーム約1.5個分の広さに相当するようです(わかりにくい例えの代表例)
この景色を見て私は思い出しました。
私は小学生のころ、野外学習でここに来た際に、自分の持ち物を柵の奥に落としてしまい、取ろうと柵を登ろうとしました。
それを見た学校の関係者(用務員?)がこう言いました。
「水筒を持っててやるから取ってこい」
私は肩にかけてあった水筒を彼に渡し、無事に柵の奥から戻ると、
彼は水筒の麦茶を勝手に飲み、「こりゃうめーや!」と一言。
時代が時代かもしれませんが、人の水筒を勝手に飲むモラルのなさ、多少潔癖症の私はショックで水筒に口をつけたくないという苦い想い出。
という話は置いておいて、「大人になると子供の頃に見たものが小さく見える」とよく言いますが、西岡水源池はその真逆。
大きなスケールに感動してしまいました。
私と同じように小さい頃ここに来たことのある方は、もう1度足を運んでいただきたい。
利用者はあまり多くないようですが、キャンプ場も完備しています。
西岡水源池で観察できる野鳥や動物は?釣りはできる?

画像引用:http://www.sapporo-park.or.jp
西岡水源池では様々な動物を観察できます。
鳥類やトンボなどはもちろん、ウサギ、エゾリス、アライグマ、キタキツネ、ミンク、ネズミ、コウモリなども報告されています。
特にバードウォッチングが盛んで、歩いている最中も様々な鳥の鳴き声が聞こえてきます。
運がよければ昨今ではSNSでかわいいと話題のシマエナガも観察できるようです!
なお、水源地にはワカサギなどの魚も生息していますが、釣りは禁止となっています。
西岡水源池の熊出没状況
なんか久しぶりに西岡水源池の中歩きたくなったな♪♪
あんまり奥行ったらクマに出会うけど・・・・・・— ポプラ (@poplar1208) July 4, 2013
札幌でもヒグマが多く目撃されるようになりましたが、西岡公園でもヒグマ出没情報を公開しています。
8月10日(日)、16日(土)に白旗山都市環境林内の自然歩道(西岡~真栄・有明ルート)山部川分岐点付近で、ヒグマの目撃情報があり、自然歩道が閉鎖されております。
引用:西岡公園「ヒグマ出没情報」
奥に進むと登山コースもあるため、ヒグマに出会いたくない方はあまり奥まで行かない方がいいかもしれません。
西岡水源池は心霊スポット?心霊写真が撮れる?
Googleで西岡水源池について検索すると、「西岡水源地 心霊写真」「西岡水源地 事件」「西岡公園 心霊」といった心霊関連のキーワードが複数表示されます。
夜に貯水塔あたりで写真を撮影すると、池から無数の手が写っていた…なんて噂もよく聞きますね。
殺人事件が起きた、グループで標的を拉致して暴行を繰り返した、という事件があったと掲載している情報ブログもありますが、本当にそういった事件があったかどうかは確認できませんでした。
公園自体は24時間入っていけるため、心霊系が苦手な方は深夜に行かない方がいいかもしれませんね。
西岡水源池の最寄りのバス停はどこ?
西岡水源池の最寄りのバス停は以下の通りです。
バス停 | 距離 |
西岡5条14丁目 (北海道中央バス) | 286m(約3分) |
西岡5条13丁目 (北海道中央バス) | 630m(約8分) |
パークヒルズ入口 (北海道中央バス) | 897m(約12分) |
西岡4条12丁目 (北海道中央バス) | 899m(約11分) |
まとめ
森林のマイナスイオンをたっぷり浴びながらの散策は最高ですね。
ウォーキングにも最適な公園なので、お近くにお越しの際はぜひ寄ってみてください!